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深センを見てきた - 2016年8月 -

2016年8/15日に行われたニコ技深セン観察会に参加してきました。 僕はファブラボ鎌倉というモノづくり施設の運営をしていて、 今回そのファブラボの国際会議であるFAB12にも参加していたため、 1週間ほど深センに滞在していましたが、スケジュールの関係でこちらのツアーは1日だけの参加となりました。 深センの情報は、本ツアーの主催者であるチームラボ高須さんが書いた、ツアーの参加者が書いたブログを見て事前に予習しておくといいです。

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1. 深センに滞在する

SIMカード

深センに滞在する際に快適に過ごすために必要なことを少し書いておきます。 まずインターネットですが、アマゾンで香港用のSIMカードを買っておきましょう。 僕は買い忘れて深センに着いてから、回展中心駅のシェラトンホテルで現地のSIMを買って、 iPhone6S(SIMフリー)に入れてVPNを通して使い始めたのですが、VPN(HMAとTunnelBear)が不安定なのか更新中のグルグルマーク が消えず、ページを読み込まなくなることが多々ありました。ちなみに深センのSIMでは、普通に接続すると、 Facebook, Twitter, Line, Googleあたりが見れません。日本で買い忘れた方は仕方ないので買いましょう。

f:id:mio_kt:20160823064730j:plain [シェラトンで変えるSIMカード]

アプリケーション

知らない土地でGoogleMapが使えないのは痛いです。Appleの地図は使えますが、位置が不正確で全く使えません。 仕方がないので、連絡はWeChat、地図はBaiduMapを使いました。WeChatは現地の人とも連絡取れるし、 内部の連絡もこちらを使うので入れるのは必須です。BaiduMapは中国語しか選べませんが、地図は正確で使いやすいです。

ホテル

AgodaでColour Inn Shenzhen というホテルを予約して泊まりました。こちら安くて比較的綺麗なのでおすすめです。一泊3,500円くらい。 超大きい家電街、華強北までも電車、徒歩含めて20分くらいでいけます。

電車

電車は行き先を指定してコイン(RFID入)を購入し、Suicaみたいにタッチして入場して、出るときはタッチしてコインを戻します。 またSuicaのようなチャージできるカードも購入できるので、今後も深センに行くなら持っておくと便利です。 毎回コインを買うのに並ぶのが面倒くさいので。カードは100元で購入し、20元がデポジット、80元が使用できます。 一度に乗るのに必要な料金は2.7元くらいです。

f:id:mio_kt:20160823064733j:plain [中国版Suica]

2. Seeed Studio 組立工場

基板を少量ロットで生産してくれるサービス、FusionPCBで有名なSeeed Studioの組立工場を見学に行きました。

f:id:mio_kt:20160823064652j:plain [Seeed Studio 組立工場]

とても綺麗な工場で、工員の作業環境も良く、快適に仕事ができそうです。Seeedのウェブサイトを見ればわかりますが、現在SeeedはPCBの製造だけでなく、部品実装からレーザー加工、3Dプリントのようなサービスも受けてくれるようで、少量生産で作りたいMakerにとって無くてはならないインフラとなってきています。 僕はPCB製造しか頼んだことないですが、他のサービスも試してみようと思いました。

f:id:mio_kt:20160823064701j:plain [レーザー加工機]

f:id:mio_kt:20160823064657j:plain [通電試験用の治具]

f:id:mio_kt:20160823064705j:plain [デスクワーカー達の作業風景]

一通り、工場の中を案内してくれた後、Seeedが行なっているビジネスについてプレゼンをしてくれました。 Seeedは世界のMakerの人たちに向けてサービスを行なっていて、現在は国内に関してはあまり見てないようです。 依頼してくるMakerの数はアメリカ、ヨーロッパが中心ですが、日本も増えてきていて、今は20%は日本からの依頼とのこと。 世界中のMakerに向けてサービスを行なっているので、英語が堪能なスタッフがいることは当然で、カスタマサポートなどにも 力を入れていて、他の中国の工場とは一線を画してると思います。受けた印象としては、SaasやPaasといったソフトウェアのクラウドサービス のハードウェア板という感じがして、細かい指示を出さなくても、よしなにハードウェアを作ってくれる工場のクラウドサービスを目指している気がしました。

3. PCB工場

SeeedにPCBを発注すると、SeeedがPCBをすべてつくるわけではなく、さまざまな工場と連携して製造しています。 こちらはSeeedからの発注を受けているPCB工場で、日本の企業から直接発注を受けることもあるそうです。 僕はPCB工場を見学するの初めてなので、比較はできませんが、こちらの工場では手作業の部分が数多くあり、昔ながらの工場という印象を受けました。

f:id:mio_kt:20160823064709j:plain [基板のチェック]

f:id:mio_kt:20160823064714j:plain [通電チェック風景]

f:id:mio_kt:20160823064718j:plain [基板を切り抜く作業風景]

4. ロボットベンチャー

PCB工場をあとにして僕らはNXROBOというロボットをつくっているスタートアップを見に行きました。 NXROBOは家庭用のロボットを作っていて、デザインは部屋に溶け込むようにソファとかと似た布で覆われています。 現在Kickstarterのキャンペーンを行なっています。かなりお手頃な価格で手に入るので気になりますね。 一家に一台ロボットが来る日は近いなと感じました。ただ結構大きいので、現状では日本の狭いマンションとかには 厳しいかな。もう少し小型化したバージョンもぜひ開発してほしい。

5. おわりに

深セン面白い!現在深センは、日本の高度経済成長期のようなバブル(体験してませんが)の雰囲気もあり、 玉石混交の面白ガジェットが街に溢れかえり、人々はいきいきとしています。 深センで知り合ったArduinoなどのマイコンボードを販売していいる会社の社長は、18才で起業して、まだ26才の若さです。 彼はマイコンボードなどを売っていますが、ファブラボやMakerについては、あまり知らないようで、興味津々にいろいろと聞いてきます。 また、Seeedのような国際的なインフラになりつつある会社があり、Haxのようなハードウェアスタートアップを支援するエコシステムも存在します。 この生態系の中に日本のMakerも入っていくことで、面白い化学反応が起こるように思います。一度見ただけでは、わからない部分もあるので、 10月に行われるMakerFaire Shenzhenにも参加してみようと思います。